昨年、築地本願寺の報恩講に米田順昭先生が法話講師としてご出講くださいました。
築地本願寺の行事ですが、私は「布教部」という役割があり、東京教区の僧侶として講師のご案内などのお手伝いします。
そのときに先生から「ホワイトボードは出さなくていいです」と言われました。
板書に頼らず、自らの言葉だけで仏法を伝える姿勢……さすが法話のプロフェッショナルです。
直接お話を聞く機会があったので「どうしてホワイトボードを使わないのでしょうか」と質問をしました。
「職員の皆さまのご苦労のおかげさまで、とても美しい荘厳(かざり)を施された本堂をぜひ参拝の皆さまにご覧いただきたいからです。ホワイトボードがあったら見にくくなってしまうでしょう?」
やはり一流の先生はその場の空間や雰囲気も大切に意識されていることを知りました。大変勉強になります。