今日の午後から京都・西本願寺で御正忌報恩講法要(ごしょうきほうおんこうほうよう)がはじまりました。
報恩講は、親鸞聖人のご遺徳を偲び、そのご苦労を通じて、阿弥陀如来のご本願によるお救いをあらためて心に深く味わわせていただく法要です。
親鸞聖人33回忌のご法要にあたり、本願寺第3代覚如上人がそのご遺徳を讃仰するため『報恩講私記(ほうおんこうしき)』をご制作になられ、以来、聖人のご命日の法要は報恩講として、大切にお勤めされてきました。
本願寺第8代蓮如上人がお示しのとおり、正しくお念仏のいわれを聞かせていただき、身にいただくことが聖人の御恩に報いる道です。
報恩講は、1月9日から16日までお勤めいたしております。お念仏の道をお示しいただいた親鸞聖人のご遺徳を偲ばせていただき、お念仏に遇えた喜びをこの身に受け、共々にお念仏申しましょう。〈西本願寺発行『御正忌報恩講法要パンフレット2018(平成30)年』より〉
伝灯奉告法要の時と同じように、毎年、讃嘆衆(さんだんしゅう)として出勤をしています。
本当は築地本願寺で話す法話の内容を考えないといけないのですが……。
ただ、「京の昼寝」という言葉もあるように、仏教の中心地である京都に身を置くだけでも勉強になるといわれるので、東京でジッと考え込むよりはいいのではないか……と、言い訳しておきます。
合掌