当たり前

クラブの経営もこなす人気ナンバーワンのホステスの方が「ナンバーワンを維持する秘訣は?」という質問について、テレビで次のように答えていました。

私は他の女性たちと違って、特別に綺麗な容姿をしているわけではありません。

そこで次のことを徹底しています。

①席についたら名刺を渡す
②お客さまと楽しくお話をする
③退席するときには連絡先を聞く
④お礼の連絡をする
⑤毎日連絡を続ける

「当たり前のことじゃないか?」と思われるかもしれませんが、当たり前のことを当たり前にするだけでいいんです。

売り上げが伸び悩んでいる人は、この当たり前をせずに楽にこなそうとしているか、特別なことをしようと背伸びをしているかのどちらかです。

日頃から従業員たちに「なるべく連絡先を交換しましょう」「毎日連絡しましょう」といくら言っても、なかなか浸透しません。

しかし、選択肢が多い時代であるからこそ、「連絡をくれていたあの人に会いに行こう」と思ってもらえるようなマメさが大事です。

最近になってようやく私の方針を理解してくれて、みんながマメに連絡をしてくれるようになりました。

結果、お店は人気店に成長することができました。

「当たり前のことを当たり前にする」──これはどんな業種でも当てはまる必須事項ではないでしょうか。


お寺であれば、


毎日の境内清掃や本堂のお給仕、お朝事・お夕事を欠かさず行い、


しっかりとお聖教の内容を学び、


お聴聞を重ね、


丁寧なおつとめを心掛け、


ご門徒さんたちに寄り添いながら間違いのない仏法を伝え──


いくらでも挙げられそうですが、当たり前を実践することを大切にしたいものです。

しかし、改めて考えればこれほど難しいこともないのかもしれません。

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2019年01月05日