日本天台宗の祖である伝教大師・最澄が入寂して1200年が経ちました。
本日から3日間「伝教大師一千二百年大遠忌」が比叡山延暦寺で執り行われます。
法要の様子がYouTubeで配信されています。
浄土真宗の宗祖である親鸞聖人をはじめとし、鎌倉新仏教の祖師たちは比叡山のご出身です。それぞれの宗派の祖師方は「天台宗の教義」とどう対峙するのかが大きな課題であったことが要点といえます。
鎌倉新仏教の祖師たちは、基本的に現実の娑婆世界に対しては肯定的な立場をとらず、否定的かつ批判的でした。このことは天台宗の本覚思想に対する反動といえるのではないでしょうか。
いずれにしても比叡山や日本天台宗があればこそ、いまの私に浄土真宗の教えが届いているのだと味わいます。