築地本願寺仏教婦人会の法話を担当してきました。
定期的にご縁をいただき、お育てをいただいています。
法話をするとき、聞き手には「法話を聞きたくて座っている人」「法話を聞きたくないけど座っている人」がいると思います。
基本的に今回のようにお寺で話すときには前者の方が多いです。
一方で、例えば浄土真宗関係の学校などで話すときは、生徒たちは自分の意思とは関係なく強制的に法話を聞かなければいけないので後者でしょう。
築地本願寺仏教婦人会はもちろん前者の方が多い……はず。反応もあって、いつも良い雰囲気の法座です。
ところが、今回の法話の途中、目の前に座っていた初めて見る若い会員の方がもの凄く退屈そうにしてました。
「話の選択を間違えたかも……」と、話ながら試行錯誤してみましたが、最後までその人はつまらなそうです。
焦ってかなりフォームを崩してしまい、落ち込みながら法話を終えました。
どこが悪かったのか、本人に聞いてみたところ「?」という顔をされています。
実はその方は、たまたま韓国から来ていた方で日本語がまったくわからないそうです。
「そりゃつまらないよな……」と思いましたが、慣れている法座だからと反応を求めすぎていたことを反省しました。