今年3回目の布教勉強会がありました。
指導してくださるのは、広島県の福間義朝先生です。
稱名寺の永代経法要でも何度もお話しくださっています。副住職自身もこうした勉強会に加えて、研修などで大変お世話になってきた先生です。
何度か触れることはありましたが、副住職は2013年の4月から9月まで人前で仏教の話をすることを学ぶ研修(布教使課程)を受けていました。
会場は京都の西本願寺前にある伝道院という建物。
設計は築地本願寺や震災記念堂(現・東京都慰霊堂)などを手がけた伊東忠太博士です。
併設されている寮に泊まり込み、150日間の研鑽を積みました。最終試験に合格をすると、西本願寺や築地本願寺といったお寺で法話をすることができる「布教使(ふきょうし)」という資格が授与されます。
2016年には、「布教研究課程」が開講。既に布教使資格を持っている人たちの更なる研鑽の場として2ヶ月弱の期間、再び伝道院で勉強することができます。
修了者から数人が西本願寺内を中心に布教業務に携わる布教専従職員となります。
この布教研究課程が開講される1年前に、試験的に「布教使研究課程(仮称)試行」が開かれました。
本試行に向けてさまざまな意見を出したりする代わりに、受講料無料という太っ腹な待遇。
稱名寺の副住職もこの研修に参加するために1年半ぶりに伝道院へ舞い戻ったのですが、ここでの講師のひとりが福間先生でした。
関東は先生の教え子も多いため、先生がこちらに来たときにこうして勉強会が開催されます。
毎回、5~6人の法話担当が話して、先生から講評をもらいます。
今回はたまたま東京に仕事に来ていた「布教使研究課程(仮称)試行」の同期も協力してくれました。
西日本に比べると、東京は勉強できる場が限られているので、こうした学びの場をご用意くださる先生に感謝です。
合掌