お寺の門前にある掲示板は参拝者からのリクエストに応え、法語・法話・持ち帰り用と発展を遂げました。
これで掲示板を見る全ての人のニーズを満たすことができたと一安心。
さらなる課題を与えてくれたのはご門徒さんからの電話です。
「すみません、足が悪くなってしまってお寺にあまり行けなくなってしまったのですが、掲示板に貼ってある言葉って郵送していただくことはできませんか？お寺に行った時にあれを読むのが楽しみだったんですが」
そういうことであれば早速、寺報に掲載して郵送。
同じ時期に、法語を貼り替えていたら近所の人から声を掛けられました。
「これってバックナンバーみたいなものないんですか？」
ホームページを作ったのには、これらの出来事の影響が強いです。
お寺に来られない人や、興味を持って過去に掲示されていた言葉を見たいという人がいるならば、僧侶としては仏法を広めるお手伝いのために用意するべきでしょう。
もちろん「あなたの都合は知りません。必ず毎月お寺にお参りください」と言うことで、相手にお寺へ参拝に足を運んでもらう……という方法も有りなのかも知れません。
しかし、自分はかなり気弱ですし、出来る範囲で対応するよう努めることにしました。
こうしてお寺の掲示板はインターネットへと進出することになります。まさか掲示板に法語を貼り出しを始めた時は、ホームページを作ることになるとは思いませんでした。
これもご縁であると思いつつ、今後も掲示板とホームページの更新に努めていきます。
合掌