高性能なデジタルカメラが続々と発売されたり、スマートフォンのカメラ機能が向上したりする一方で、フィルムカメラやインスタントカメラで撮った味のある写真が「エモい」「感傷的」「ノスタルジック」と2018年頃からSNSで人気を博しています。
ブログや寺報に掲載する写真、撮影依頼などはデジタル一眼レフカメラを使って撮ることがほとんどですが、以前はフィルムカメラも使っていました。
フィルカメラで撮った写真のナチュラルで淡い雰囲気は魅力的ですが、現像やデータ化が面倒なので今は触っていません。
最近は画像データの編集技術が向上してきたため、デジタルカメラやスマートフォンで撮った写真をあえてフィルム風にレタッチする人も多いそうです。
私も試しにやってみました。
スマートフォンで撮影したものを無料ソフトでフィルム風にレタッチ。
写真はもともと、研究や記録に用いられてるのが主だったそうです。
時代が下るにつれて、商業や芸術など、さまざまな用途が生まれました。
人間の情報能力は、視覚が8~9割といわれています。
スマホ世代に「エモい写真」が響く理由は、戦略的なプラットフォームの設定ではなく、誰もが内包する思い出や懐かしさといった価値観や感覚の共有にありました。目に見えない価値をどう表現し、うまくコミュニケーションを作るか。同じ価値観の人に届く世界観やメッセージで関心や共感を生み出すことが重要です。〈スマホ世代にも響く「エモい」フィルム写真の懐かしさ〉
写真の嗜好の変化が、価値観の変化に関係があるそうです。
今は動画コンテンツ全盛の時代ですが……お寺ではどのように活かすことができるでしょうか。
いずれにしても「共感と驚嘆」がキーワードのようです。
合掌