稱名寺は宗教法人です。
私のように寺院に勤める人間は、職業という側面から見れば法人職員です。資格を持っていれば儀式の執行に携わることはもちろん、平常時の施設管理や事務・会計などにも従事します。管理人のような立場ともいえます。
文化庁発行の『宗教法人運営のガイドブック』によれば、
本来、宗教法人の事業は、その公共的性格からいって、それにふさわしい内容のものであり、適正な規模であることが期待されます。
とあるように、宗教法人は「個人の所有物」ではありません。
「公共的性格」とあるように、地域で支えたり、氏子が支えたり、お檀家さん・ご門徒さんが支えたりしていく、みんなの共有財産と言ってもいいのかも知れません。
お寺を支えていくご門徒さんの中でも、役員に当たっている方々を「世話人(せわにん)」と呼びます。
今日はその世話人の皆さんに、お寺の運営費用や予算案を提出する会議がありました。
より皆さんがお参りしやすく、末永く教えを伝え続けることができるお寺を目指すために、ご指摘を頂戴しながら修正を重ねていきます。
他にも世話人の皆さんには、お彼岸や法要の時には帳場に座っていただくことをはじめ、たくさんのお手伝いをいただいております。
お寺の運営には欠かせない存在で、何人いても困りません。随時、募集中です。
合掌