世の中には「赤い文字」が溢れています。
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ぜひ外出するときに注目してみてください。
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街頭にも店内も赤が溢れています。
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なぜ「青」や「黄」ではなく「赤」なのでしょうか。
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文化人類学者のブレント・バーリンと言語学者のポール・ケイの『基本の色彩語:普遍性と進化について』には、全世界のあらゆる部族に対して「色名についてどういう表現を持っているか」を調べ上げた成果が報告されています。
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その結果、パプアニューギニアなどのいくつかの部族では、色を表現する単語として「白」と「黒」の2語しか存在しなかったといいます。
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ところが「色を表現する単語を3つ持つ部族」では「白」と「黒」の次に「赤」が挙がったのです。
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「白」と「黒」は、色というよりは明るさの表現と考えられます。
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実際に色としてはじめに登場するのが「赤」といえるのではないでしょうか。
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私たちの日本でも、国旗の色は「白」と「赤」を用います。
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やはり人類にとって「赤」という概念は他の色に比べて重要視されてきた歴史がありそうです。