般舟讃

久しぶりに「般舟讃(はんじゅさん)」をおつとめしました。

本書は、その首題に『依観経等明般舟三昧行道往生讃』とあり、尾題には『般舟三昧行道往生讃』とあるが、一般には略して『般舟讃』と呼ばれている。
『観経』をはじめとする諸経によって、浄土を願生し阿弥陀仏の徳を讃嘆する別時の行法を説き示したもので、全体は序分、正讃、後述の3段よりなっている。

第1段の序分では、まずこの行法を修める者の心構えを示し、般舟三昧の意義について述べている。
第2段の正讃にあたる部分は、七言一句の偈頌の形式による長大な讃文で、浄土の荘厳相と阿弥陀仏の徳、および九品往生の相を讃詠している。
第3段の後述の部分では、諸の行者に対して浄土を願うべきことを勧め、一部の結びとしている。

本書は、教学の上からも注目すべき諸多の点を含んでいるが、文学的にも価値が高く、一大詩篇と呼ぶにふさわしい内容のものとなっている。


一般寺院ではほとんど用いられませんが、あまりにも唱えないでいると忘れてしまうので、稀に練習しています……が、何回か間違えてしまいました。


勤式指導所を卒業してすぐは本願寺派で用いるすべてのおつとめができましたが、8年も経過するとほとんど忘れてしまっているようです。


当時、儀礼法要に心血を注いでいた自分が今の自分をみたらきっと悲しむでしょう。

せめて、勤式集に掲載されている作法だけでもどこかのタイミングで学び直そうと思います。

前の投稿

次の投稿

ブログ一覧

2021年12月27日