お寺業界に限らず、仕事の関係でさまざまなYouTubeチャンネルのサポートをしています。
YouTubeに動画をアップロードすると自動的にスキャンされ、著作権に保護されている楽曲と重なっている場合は「あなたに収入は入りません」というお知らせが届きます。
凄いハイテクだと思うのですが、お寺の法要で用いる「越天楽(えてんらく)」「陪臚(ばいろ)」などの雅楽に対しても著作権を主張する団体があります。
もちろん、雅楽は1000年前に作曲されており、演奏しているのも自分たちですから著作権の侵害にはあたりません。
すぐに抗議して片っ端から申し立てを退けています。
以前、このYouTubeの著作権を自動チェックする機能について、面白いことがありました。
お坊さんが法話をしている動画に対して、著作権侵害の申し立てがありました。
「特に音楽などを流したわけではないのになぜ……?」と思って調べてみると、「浄土真宗本願寺派声明研究会」のCDに入っている『御文章』「聖人一流章」を使用していると判断されたようです。
つまり、講師が拝読した『御文章』の節回しが、あまりにもCDと酷似していたので「声明研究会のCDを流して著作権を侵害しているのではないか」と機械に判断されたということです。源さん凄い。