大喜利

昨日の投稿で紹介した「築地本願寺 銀座サロン」は、銀座一丁目にあります。
入り口は中央通りにある沿いのジュエリーショップ「4℃」


の裏手。


ビルの5階の通路を進んだ先、


こちらの椅子が並んだ部屋が会場。

最初の企画はキーワード法話。リーダー僧侶が趣旨説明と単語を集め、


担当者がお題を使って即興で仏教の話をします。


トップバッターは1つ年上の南條了瑛先輩と私。
いただいた「腐れ縁」「嘘」「腰痛」を使って2人で会話しながら、話を組み立てていきます。

例えば「腰痛」という言葉でどんな話をしたかと言うと…

先輩は最近、腰痛に悩まされているとか。生まれたばかりの子どもを、ずっと抱っこしているからというのがその理由だそうです。
でもそれは視点を広く見ると、私たちの親もまた腰痛になりながら我々を抱っこしてくれていたということ。自分自身の腰痛を通じて、親の苦労や愛情を感じると、腰痛もただ痛いだけでは終わらないのではないでしょうか。
私の視点が変われば、同じ腰痛でもその意味は違ってくるのと同じように、仏教は私の視点を変えて世界を変えてくれるはたらきがある教えですよ。

即興にしては上手く話せたつもりでしたが、文章にすると大したことないですね汗。

続いて、山梨県の平井裕善先輩と、


ベテラン僧侶枠である福岡県の松月博宣先生がそれぞれ完璧にまとめてくださいました。


ここで一旦休憩です。休憩時間はスイーツ僧侶の手作りお菓子と、音楽僧侶のバイオリン生演奏をお楽しみいただきます。

▲嶺岡豆腐(牛乳のごま豆腐)に柚子茶ソースをかけてマンゴーを添えたもの

▲演奏は皆さんのリクエスト曲を即興で弾いてくれます


最後の企画は大喜利法話。
笑点の大喜利に倣って命名されてますが、「司会がお題を出す→前に並んだ回答者が答える」というシステムが大喜利というだけです。本家と違って笑いは取りません!


休憩時間中に参加者の皆さんに書いてもらった用紙がお題となります。内容の一例を挙げると、

・心を落ち着かせる方法
・不安に思うことについて
・仏教の教えは平等なのに、衣の色の違いや階級の違いがあること
・ダイエットのコツ
・死ぬということ

などなど。

次回の開催は3月21日(火)ですので、興味のある方は是非お越しください(申し込みは銀座サロンホームページから)。ゲストのベテラン講師は、稱名寺にも何度もお越しくださっている広島県の福間義朝先生です。


従来の法話は「僧侶の話を聞き手が一方的に聞く」というものがほとんどですが、今回紹介した企画は「話し手と聞き手が一体となって、場を作り上げる」という形です。
仏教の魅力を伝えていくために、昨今は面白い伝道布教方法がたくさん考えられているので、またご紹介させていただきます。


合掌

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2017年02月01日