「勧学寮真宗講座」に参加するために築地本願寺へ。
“勧学”とは浄土真宗の教えに精通している僧侶へ与えられる最高階位のことです。勧学とその1歩手前の学位にある学問僧の集まった組織を勧学寮といいます。主に教学的な問題を扱っています。
その組織によって運営されている勉強会がこの「勧学寮真宗講座」。
トップクラスの講師陣による講義を地元で受けられるということで、私も平成28・29年度を受講中です。
「安心論題(あんじんろんだい)」の講義では、浄土真宗の安心(あんじん)について勉強します。安心とは、心の安定のことで、教えの落としどころを指したり、仏さまの教えを享受・信受することを指します。その時に気をつけねばならないことや、教えの受け取り方の注意点などがまとめられているのが「安心論題」です。
「三経七祖教義」の講義では、まずお釈迦さまが説かれた多くのお経の中から、特に浄土真宗で大切にされている三つのお経(『仏説無量寿経』『仏説観無量寿経』『仏説阿弥陀経』)について学びます。続いて2500年前に仏教の教えを開かれたお釈迦さまと、800年前に浄土真宗の教えを明らかにされた親鸞聖人の間を繋ぐ七人の高僧(七祖)について学びます。
「仏教概論」の講義は、主にインド・中国の仏教について勉強します。
わざわざ講座を受けなくても、独学で勉強すればいいのかも知れません。しかし、どうしても自分はサボり癖が出てしまうため、こういった場に身を置いて経典の言葉に触れるようにしないと、勉強が捗らないという……。
我ながら情けないのですが、今後とも精進します。
合掌