カラー布袍


お坊さんが着る衣で、最もカジュアルなものが「布袍(ふほう)」と呼ばれるものです。
厳密には道中着であって、衣には分類されないようです。


洋服の上から着ることもあり、お坊さんが最も着る頻度が高いものでしょう。


基本的には黒色なのですが、10年前から「カラー布袍」という色付きの布袍が登場しました。病院に出入りするお坊さん(ビハーラ僧)のために作られたとか、海外で活動するお坊さんのるために作られたとか聞きます。
確かに病院で黒い衣は敬遠されますし、海外の僧侶は黒い衣を着ません。

目新しい取り組みではあったようですが、宗門内お坊さんは反対派の人が多い印象。伝統を重んじる人が多い業界なので当然といえば当然かも知れません。

私はどっちでもいい派ですが、以前とある人からいただいたこともあって手元に赤い布袍があります。正式には栗赤銅色というそうです。


いまのところ、銀座サロンをはじめとした外でのイベント活動でしか着る機会はありません……。

合掌

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2017年05月19日