一日


お寺の門は、朝の6:30までに開きます。


7:00から本堂でお経のおつとめ。


本堂の正面の扉を全開にして、誰でも入ってこられるようにしてあります。ごくまれに、近所の人や通りすがりの人がお参りされることもありますが、基本的に私だけです。

この朝の勤行(ごんぎょう)を「お朝事(おあさじ)」「晨朝勤行(じんじょうごんぎょう)」といいます。なるべく毎日の読経をめざしていますが、お寺にいないことや体調不良のときもあり、恥ずかしながら年間300日程度にとどまっています。


最近はずっと『仏説無量寿経(ぶっせつむりょうじゅきょう)』『仏説観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)』『仏説阿弥陀経(あみだきょう)』の「浄土三部経」を、細かく区切っておつとめしています。このように小分けにして順番に読むことを「繰り読み(くりよみ)」といいます。


お経が終われば、掃除や朝食を済ませ、その日の業務に取り組みます。


17:00ごろになると、夕方の勤行をします。「お夕事(おゆうじ)」「日没(にちもつ)勤行」といいます。
練習も兼ねて、普段はあまり用いないものを読みます。今日は『般舟讃(はんじゅさん)』。


門を閉めます。

引き続き、作業を進めて一日が終わります。

お参りの方と接触しない日や業者の出入りがない日は、誰とも会話せずに終わることもあります。
そんなことを友人に話していたら、こんな画像が送られてきました。


どうしよう……。

合掌

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2017年04月04日