明日から秋のお彼岸に入ります。お彼岸の意味については春のお彼岸のときに少し書きましたが、
彼岸は浄土であって、浄土は西にあって、西にあるのは仏さまのはたらきによるため……です。
本堂にも多くの方がお参りくださるので、大掃除。
片付けをしていると、毎回いろいろと新しいものが見つかります。
今回は浄土真宗で唱えるおつとめのひとつである「正信念仏偈」の本を見つけました。
奥付には次のように書いてあります。
第24代 即如門主伝灯奉告法要を記念して、実地いたしました褒賞は、今日まで寺門並びに宗門の発展に努めご法義の護持に尽した方々を褒賞し、その記念品として、本願寺宝物中より親鸞聖人真筆「正信偈」と蓮如上人直筆「和讃」内六首を1冊の複製本とし、賞状に併授してお贈り致します。
この機縁を大切に益々ご法義の繁盛と宗門の隆盛に努めていただきますよう、切に念願する次第であります。
昭和55年4月1日
浄土真宗本願寺派 総長
豊原 大潤
合掌