秋彼岸3

築地本願寺銀座サロンで講座「即答法話」が開催されました。


今回のテーマは「しあわせ」です。


いつもお世話になっている福間義朝先生を中心に、「しあわせ」について考えました。


2016年6月の法語にも掲げましたが、アフロヘアーがトレードマークである元朝日新聞記者の稲垣えみ子さんは次のように語ります。

退職を機に体調不良を整えようとインドの療養施設に滞在した際、肩こり・不眠・ストレスによる湿疹などが延々と続く私の訴えをウンウンと聞き取った医師が最後に尋ねた言葉。

「それで、あなたは幸せなの?」

虚を突かれ、思わずたじろぐ。

私たちは何かを手に入れて幸せになろうとしている。モノ。お金。そして健康。
でも手に入らなければ不幸なのか?例えば病人は不幸なのか?だとすれば私たちは皆、不幸にまみれて一生を終わるのだ。
だって病と死からは誰も逃れられないもの。

でも本当は病人だって、モノやお金がなくたって幸せになれるはず。
肝心なのは何かを手に入れることじゃない。ハッピーになること。

「ある」幸せがあるなら、「ない」幸せがあったっていいじゃない。
そう考えると意外なほどに心は浮き立つ。人生は自由だ。
そしてどこまでも開かれている。

「アーユーハッピー?(それで、あなたは幸せなの?)」


仏教で幸せを考えるときには、このように世間の価値観に対して疑問を投げかけることが出発点となるように思います。

合掌

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2017年09月22日