ネット講座

広島県に「真宗学寮・広島仏教学院」という浄土真宗本願寺派の僧侶養成学校があります。

明治時代、寺院子弟の中で京都で浄土真宗を学べたのは、経済的理由より後継者に限られました。そこで、地方で誰もが負担なく学べるよう、安芸の僧侶、お同行が尽力いたされ創立されたのが真宗学寮です。ご報謝で講義下さる先生方や多くの皆さまに支えられながら、今日も授業料不要という建学の精神が貫かれています。

また、大正 12 年(1923)には本願寺の認可を受け広島仏教学院が併設され、専門的な宗学研鑽に加え、基礎的な仏教知識の習得とともに僧侶養成の学校としても機能することとなりました。以来、得度を目指す入門者から、より深く真宗を学ぶ人まで、僧俗問わず遠近より様々なかたが受講されています。

初代学頭の髙松悟峰和上は次のようにいわれます。

「結局はお聖教の真意がどこにあるかということを学ばせていただくほかはありません。ご法義の真実のお味わいをいただかせてもらうことを第一番にして、宗義の研究をなさるように」

仏教学院は一年間、真宗学寮は年限なく、現に私のいのちへはたらいている深遠な救いの教えを学んでいく場です。

真宗学寮・広島仏教学院理事長 髙松秀峰

こちらでは「真宗学寮ネット講座論題会読)」が開催されています。

本日、論題「顕彰隠密」の会読にて2席目の答者を担当しました。


先週、安居の中止が発表されたので悲しかったのですが、題意~義相「観経隠顕」を会読させていただきました。

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2025年05月26日