坂上先生

東京のお盆は先月終わりましたが、全国的には現在がお盆の期間です。


毎年、この時期は大阪のお寺でお盆参りのお手伝いをしているのですが、さすがに今年はお休みすることになりました。


8月13~16日を東京で過ごすのは8年振りくらいでしょうか。


自宅のパソコンからYouTubeの築地本願寺チャンネルで常例布教をお聴聞。


お盆期間のご講師は高知県高知市受法寺の坂上良先生です。中央実習で3年間お世話になりました。


浄土真宗の布教使は、専門的に布教を学んだ「浄土真宗を伝えるスペシャリスト」ではあるものの、話術などを専門的に学ぶ機会はないので、落語家や講談師のような話芸に長けた「喋りのスペシャリスト」とは違います。
(もちろんさまざまな先生が指摘しているように、布教において話術はとても大切な技術です)


ところが坂上先生は喋りの技術が圧倒的です。中央実習で出会って「巧すぎる!」と驚きました。


ちなみに他に話術で驚いたのは、5年前に広島の勉強会でお聴聞した伊川大慶先生です。

法話の勉強を始めたばかりだったので、「近い世代でこんなにも人を惹きつける話ができる人がいるのか……」と衝撃を受けました。
一緒にお聴聞していた同期の首席もビックリしていました。


坂上先生ご本人に上手に話すコツを聞いたところ「落語などは好きだが、特に訓練したり、喋る技術を習ったりしたことはない」とおっしゃっていました。天性のセンスなのでしょう。羨ましい。

合掌

前の投稿

次の投稿

ブログ一覧

2020年08月14日