藪内流

茶道にはいろいろな流派がありますが、そのうちのひとつに「古儀茶道藪内流(こぎさどうやぶのうちりゅう)」という流派があります。


藪内家によって伝えられ、武野紹鴎(たけのじょうおう)から茶を学んだ藪内剣仲紹智(やぶのうちけんちゅうじょうち)を流祖とします。
剣仲の妻は古田織部の妹です。義理の兄にあたる織部はもちろん、紹鴎を師とする兄弟子の千利休とも深い繋がりを持っていました。その後は13代400年の歴史を数えています。


2代目である真翁の時代に茶道師家として本願寺に迎えられて西洞院正面へ移りました。以来、西本願寺の茶頭としてその伝統を保ちながら今日まで至っています。


築地本願寺には、全国でも数少ない家元直営のお稽古場があります。


仕事で取材にうかがうと、さっそくお茶を頂戴しました。
「おもてなし」という精神の源流がうかがえる空間です。


藪内家では2015年6月7日に14代家元が襲名され、関係者を招いての襲名披露茶事が執り行われてきました。
その内容がNHK Eテレで月曜日21:30から放映中の「趣味どきっ!」で紹介されています。是非ご覧ください。

合掌

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2018年03月13日