山口県の深川和上はよくこんなことをおっしゃっていました。
「お坊さんという職業を一生やっていくのであれば、自分の仕事に誇りを持ちたいものです。そのためには、ご開山(親鸞聖人)が遺してくださったお聖教の研鑽を生涯続けていかなくてはいけません。それから、本願寺はもっと若いお坊さんを育てるべきだ。お坊さんを飛び越えて、ご門徒さんをどうにかしようというのは違うのではないか若いお坊さんを鍛え上げて野に放てば、仏法は自然と広まっていきます」
その通り、実践していたのが和上でした。
また、大阪府の稲城和上はこんなことをおっしゃっていました。
「自分の預かっているお寺を立派なお寺にしたいと思うのだったら、ひとりの妙好人(篤信の念仏者)をつくりあげましょう。そのひとりの妙好人に、あなたがなればいいんです」
以前、研修会で先生から聞かせていただいたお話です。
仏法を広めるために大事なことの近道は、お坊さんが研鑽を重ねることだと思います。
自分も含めて少しでも良い方向へ進めるように場を整えることを大切にしたいです。
合掌