首都圏寺院の仏教婦人会の記念大会がありました。
仏教婦人会は、浄土真宗のみ教えをよろこび、依りどころとする私たちの集まりであり、親鸞聖人がお説きになった浄土真宗のみ教えを聞かせていただくことが、活動の根本であります。
親鸞聖人は、阿弥陀如来が常に私たちにはたらきかけていてくださると明らかにされました。阿弥陀様のはたらきは、私たち凡夫に対して、真実に気付いて、この命を生きてほしいという願いに基づきます。私たちは、物事を自分にとって都合がいいように考えたり、自分の物差しで判断してしまいます。ですから、実際に経験していないことや、知らないことを受け入れるのは容易ではありません。例えば、私たちの命が限られたものであると知識として知っているのと、それを受け入れて生きていくことは全く別です。しかし、私の命がいつ終わるかわからないということを常に自覚し、それに備えて生きている人は稀ではないでしょうか。「死」を知識としてわかっていても、それを受け入れて生きていくことは、私たち凡夫には困難です。
阿弥陀如来の真実のはたらきは、私たちの自己中心性を打ち砕くものです。ですから、み教えを聞き続けることによって、自分自身の自己中心性に気づき、真実を意識した人生を送ることができましょう。親鸞聖人は、「正信偈」に、「我亦在彼摂取中 煩悩障眼雖不見 大悲無倦常照我(われまたかの摂取(せっしゅ)のなかにあれども、煩悩(ぼんのう)、眼(まなこ)を障(さ)へて見(み)たてまつらずといへども、大悲(だいひ)、倦(ものう)きことなくしてつねにわれを照(て)らしたまふといへり。)」(註釈版第二版207ページ)と示されました。
浄土真宗のみ教えを依りどころとする私たち仏教婦人会会員は、阿弥陀さまのはたらきを我がこととして聴聞させていただくとともに、み教えに出遇った喜びを伝えてまいりましょう。〈浄土真宗本願寺派仏教婦人会総連盟ホームページより〉
会場はパシフィコ横浜。参加者が1,000人を超えるとのことで、首都圏の青年僧侶会の一員としてお手伝いに向かいました。
入念なリハーサルが行われています。
その裏で黙々と旗を組み立て続けました。
合掌