お寺での法務の後、調布へ赴きました。
いつもお世話になっている先生のお寺での布教のご縁です。
夜は先輩にお声がけをいただき、お寺の若者世代が集まる会合へ参加しました。
お寺の仲間同士であるからこそできる話も多くあります。
中でも私が驚いたのは、後輩の女の子から聞いた「私はひとりでお通夜やお葬儀をおつとめすることがあるのですが、斎場に入ったときに『女が来たけど大丈夫なの?』とヒソヒソ話が聞こえてくることがあります」という話です。
仏教界は昔から男性社会とはいえ、こうした話を聞くと悲しくなります。
「人間の差別心は無くすことができません。しかし、差別そのものは人間が作った構造なので無くすことができます」
と先生が語っていた言葉の意味を改めて考えました。