「親友の仏前結婚式で雅楽を吹いて欲しい」
と築地・法重寺の若坊守さまから要請があったため群馬県の高崎へやってきました。
一緒に龍笛を吹く友人(若坊守さまの義妹)とその子どもを連れて車で2時間弱。
チャイルドシートの都合で旦那さんの車を借りました。
式場は新郎が副住職を務める浄土真宗大谷派のお寺です。
新婦は私も親しくさせていただいている福岡の浄土真宗本願寺派のお寺のお嬢さん。
浄土真宗大谷派の仏前結婚式は初めての経験でした。
一緒に演奏したのは広島と兵庫の女性僧侶。
よく考えたら、女性ふたりと雅楽を合奏したのは初めてです。
引き続いて披露宴の入場でも演奏をします。
高砂まで先導する役目を担いました。
ちなみに歩行しながら演奏をする場合は、鳳笙→篳篥→龍笛の順番が基本です。
※昭和天皇の大喪の礼においても同様だったといいます。
そのため、
「新郎新婦の入場です。皆さん大きな拍手でお迎えください」とアナウンスが入り、
会場の注目が入場する新郎新婦に集まる中で扉が開くと──
自分が真っ先に出ていかなければいけないので、いつもプレッシャーに押しつぶされそうになります。