どれほど道があろうと 自分が登る道は ただひとつ

Aの道に行くべきか、Bの道に行くべきか……人生では、何度も無数の別れ道に遭遇します。

どんな道を選んだとしても、その結果を私たちは引き受けて生きていかなければいけません。

与えられた結果や条件を「恵まれたご縁」といただく仏教において、「人生をどのように生きるか」という課題は、すべての人に与えられています。

二度とない人生をこころ豊かに過ごすために大切なことは、「本当の依りどころとなるもの」に気付くことです。

「本当の依りどころとなるもの」とは、私の事情が変わったからといって、取ったり捨てたりするようなものではありません。

自分たちだけに都合の良いものでもなく、いつでも、どこでも、誰にでも依りどころとなるものでなければ、「本当の依りどころとなるもの」となり得ないのです。

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2019年12月01日