もうすぐに2019年が終わります。
今年は元号が平成から令和へと変わりました。
時代の節目ではあったものの、改めて振り返ってみると我が身への大きな変化は感じません。
学生時代には「10年も経って、2020年を迎える頃には大人としての自覚が生まれて立派な社会人となっているだろう」と将来を予想していました。
しかし、実際に10年経ってみると、予想と現実の落差に愕然します。思ったほど立派になれていません。
この現象は今後も続くのではないでしょうか。
例えば、「あと50年もすれば、人生経験を積んで、浄土真宗のご法義への味わいが深まり、今とは違った景色を見ているだろう」と考えてみます。
恐らく、50年後の私は「……50年前の予想と全然違う」と感じるのではないでしょうか。
どれだけ自分を取り巻く環境が変わろうとも、今の私のまま時間を経て、今の私のまま死んでいく……と考えるようにします。
合掌