こほりおほきにみづおほし さはりおほきに徳おほし

仏教にはさまざまな教えがあります。

そのなかで親鸞聖人が開いたのが浄土真宗です。

職業を持ち、家庭を持ち、普通の社会生活をする者が阿弥陀如来に救われ、往生成仏の道を歩むのが浄土真宗の特徴です。

私たちは日常生活の中でいろいろな出来事にぶつかり、喜んだり、悲しんだり、笑ったり、腹を立てたりします。

そのひとつひとつが阿弥陀如来のお慈悲を味わい、自らのすがたに気付かせていただくご縁となります。

私たちは生きているとさまざまな出来事が起きます。

言い換えれば、さまざまな出来事が起きるのは生きている証拠です。

さまざまな出来事があるからこそ、生きている感動があります。

深い煩悩があるからこそ、救われる喜びが大きいのです。

罪障功徳の体となる
 こほりとみづのごとくにて
 こほりおほきにみづおほし
 さはりおほきに徳おほし

と親鸞聖人は詠われています。

どのような私も阿弥陀如来という仏さまの大きな徳をいただいています。

仏さまのお徳が身に満ちている証拠であるお念仏を依りどころに生きていきましょう。

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2023年09月01日