以前、とある勉強会で落語家の方から「人を惹きつける話し方」について聞きました。


質疑応答の時間に

「落語は同じ台本・ネタを用いますが、真打ちや二つ目では何が一番違うんでしょうか?」

と質問しました。

「答えは“間”です。落語の上手さ、面白さは“間”によって決まるといってもいいでしょう」


「ギャグや笑い話は、2回目からはウケなくなります。しかし、間のコントロールによって生まれる笑いは何度でもウケます」とのことです。


あとで調べたら桂歌丸さんも同じように話している記事を見つけました。


間によってテンポやリズムが生まれます。「音楽はリズムから、楽器は打楽器から始まった。究極的には人間の心臓の鼓動が原始的音楽である」と本で読んだことがあります。


音楽の基本要素である間やリズム、テンポは人間の情操に大きく関係しています。


例えば、「クラブミュージックのBPMが120前後の4つ打ちは、人間が軽くジョギングをした際の心臓の鼓動音によく似ているので、この音を聴くだけで人は本能的に興奮する、または中毒性を持つ音」……らしいです。


飽きずに話を聞いてもらうためには、「間のコントロール」が必須のようです。

合掌

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2019年10月07日