子ども

京都での勉強を終えて東京に戻ってしばらくの間、母校の「校庭開放」を手伝っていました。
休日や祝日の午後に校庭を開放する取り組みです。


その関係で仲良くなった子どもが何人かいます。稱名寺に遊びに来てくれることもあり、嬉しいことです。


ただ、見ていて凄く心配になるのが「ランドセル問題」です。これは世間でも話題になったことがありました。


ただでさえ丈夫なランドセルに加えて、最近では教科書もページ数の増加やカラー化が進んで少しずつ重くなっているそうです。
さらに学校によっては「置き勉の禁止」を実施しているため、必然的にたくさんの教科書を背負って通学路の往復をしなければいけません。
実際に持たせてもらうと本当に重い。日によっては10kg近くにもなるそうです。自分も小学生時代にこんな重い物を担いで通っていたなんて……恐ろしいことです。


ただ、調べてみると地域によってはこうした現状を疑問視して軽量化ランドセルや、ランドセルそのものを使わない学校や地域もあるといいます。

もちろん、デメリットばかりではありませんし、昔ながらの伝統や風景も大切です。一方で、少し前に取り上げられた「土俵の女人禁制」に関するニュースから昔ながらの「伝統」「信仰」の在り方も考えさせられました。

「固定化するのではなく、臨機応変に対応するべきだ」はもっともな意見です。
ただ、人間の脳は変化にストレスを感じるため、簡単に変えることもできません。悩ましい問題です。

合掌

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2018年06月20日